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カナデン、減収増益 半導体・デバイス分野の好調継続。ビル・インフラは苦戦【FA関連各社 2022年度1Q】

カナデンの2023年3月期第1四半期連結決算は、売上高が前年同期比8.6%減の193億5500万円、営業利益は31.9%増の1億3800万円、純利益が260%増の1億8100万円。
半導体・デバイス業界の好調を受けて情通・デバイス事業の半導体分野が好調に推移したが、インフラ事業の交通分野の低調、その他事業でも半導体不足による納期長期化が続き、結果として減収増益となった。
FAシステム事業は、FA分野は納期長期化によりコントローラやインバータが低調だったが、産業メカトロニクス分野でレーザー加工機の案件が増加して堅調に推移し、産業システム分野もプラント設備機器や計測機器が堅調となり、全体として売上高は83億6100万円で2億3700万円のプラスとなった。
ビル設備事業は、設備機器分野が減少、空調・冷熱機器分野は商品供給が滞り低調となり、事業全体として売上高は15億1500万円となり、7億1700万円のマイナスとなった。
インフラ事業は、交通分野が減少、社会システム分野は横ばいとなり、売上高は16億1200万円マイナスの32億6900万円となった。
情通・デバイス事業は、情報通信分野は、流通事業者向け画像・映像機器が低調だったが、半導体・デバイス分野が産業用パワーデバイスが産業機器関連顧客からの受注が好調となり、売上高は2億6400万円プラスの62億800万円となった。

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