THK「ならい型ロボットハンド」複雑形状も吸着、把持 多様なワークも一つでカバー

THKは、ワーク形状にならって吸着・把持して安定した搬送ができる汎用ロボットハンド「TNH」を発売開始した。

従来のロボットハンドは、ワークの形状に合わせて多種多様の専用ハンドを取りそろえておくことが必要で、多大な初期費用、交換作業のための労力と時間、収納場所の確保、スペアの準備などが負担となっていた。

それに対し同製品は、さまざまなワークの凹凸に合わせて12本のシャフトをならわせてロックするならい機構を採用したロボットハンドで、ワークごとにハンドを都度交換する必要がなく、ならいハンド一つで複雑な形状のワークでも安定して吸着または把持が可能。ピックアップ時の姿勢を維持したまま搬送し着座させることができる。

また、ハンド本体は小型・軽量で、協働ロボットや産業用ロボットへの搭載に最適なサイズ・質量となっている。取り付けフランジは産業用ロボット・サービスロボット関連規格(ISO9409-1-50-4-M6)のロボットに取付可能。

工程数が多くコストが見合わなかった多品種生産の混入ラインへの導入に最適。食品をはじめ、医薬品、化粧品、家庭用品、袋物、機械部品、プラスチック製品、プレス板金、鋳物、陶器など種類と形状は千差万別で、オールラウンドに対応可能。

ラインアップは、12個の吸着パッドと内蔵した絞り弁でワークを吸着する「ならい吸着ハンド」、ワークの把持力と把持速度を容易に制御可能な「ならいグリップハンド」、用途に合わせてカスタマイズ可能な「ならいユニット」の3種類。

https://www.thk.com/?q=jp

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