オートメーション新聞最新号N0.402を発行しました!詳細はこちらから

オムロン「統合コントローラシミュレーションソフト」実機同等精度を実現 設計や検証工数50%減

オムロンは、生産設備を構成するロボットと制御機器を一括で制御・検証できるロボット統合コントローラについて、設備全体をデジタルで再現し、実機と同等の精度で動作を簡単に検証できるシミュレーションソフト「Sysmac Studio 3Dシミュレーション」を提供開始した。

同ソフトは、統合コントローラによって統一された時間軸で、そこから出す指令と集まってくる情報を使ってシミュレーションを行うことで、実機との動作精度やリアルタイム性が高い再現、デジタルツインを実現。従来のシミュレーションソフトやCADのシミュレーション機能は仮説をもとに再現するものがほとんどで、それらに対して動きの整合性・一致度が高いのが特徴。

オムロン製品に加え、顧客がモータやアクチュエータを組み合わせて作ったカスタムロボット、60社超のパートナー企業の制御機器も組み込んで再現できる。

これにより、立ち上げ前の段階で設備全体を完成に近い状態の動作検証がデジタル上で行うことができ、高い作り込み精度と設計時間の短縮に効果的。工程設計のスループットを50%短縮可能。また立ち上げや稼働後に設備に不具合等が発生した場合でも、動作状況をシミュレーションからさかのぼることで原因究明の時間短縮にも役立つ。

https://www.omron.com/jp/ja/