NTN、Edgecross対応 軸受診断アプリケーション 無料体験版を提供中

NTNは、産業用IoTプラットフォーム「Edgecross(エッジクロス)」に対応した軸受診断アプリケーションを開発。無料体験版の提供を開始した。 軸受ちかくに取り付けた振動センサのデータを収集し、軸受の異常を診断するソフトウェアで、簡単かつ迅速に診断が可能。軸受情報や運転情報などの設定がいらず、NTN以外の軸受診断も可能。無料体験版は Edgecrossマーケットプレイス から入手できる。

https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202100060.html

以下はNTN発表資料

産業用IoTプラットフォーム向け軸受診断アプリを開発

生産性向上に貢献 「Edgecross®」対応体験版アプリの提供を開始

NTN株式会社(以下、NTN)は、産業用IoTプラットフォーム「Edgecross® *1 」(一般社団法人Edgecrossコンソーシアム提供)に対応した軸受診断アプリケーションを開発しました。本年7月より無料体験版 *2 の提供を開始します。

近年、省人化や生産性の向上を背景に、生産設備の予知保全へのニーズが高まっています。IoTを活用し、設備や稼働状況を監視するとともに、生産現場でデータをリアルタイムに収集・分析することで、設備の不具合や故障をいち早く知り、計画的にメンテナンスや部品交換を行うことができます。

NTNがこのたび開発した軸受診断アプリケーションは、軸受近傍に設置された振動センサのデータを収集し、軸受の異常を診断するソフトウェアです*3。簡単かつ迅速に診断ができるほか、軸受情報や運転情報などの設定が不要で、当社以外の軸受の診断も可能です。開発にあたっては、軸受の損傷を検知する技術や損傷の進展をモニタリングする手法など、当社が軸受メーカとしてこれまで蓄積してきた技術やノウハウに加え、大型風力発電装置向けの状態監視システム「Wind Doctor®」において開発した軸受診断のアルゴリズムを活用しています。

NTNは、本年4月からスタートした中期経営計画「DRIVE NTN100」Phase2において、新たな事業領域のひとつとしてサービス・ソリューション事業の強化に取り組んでいます。従来から展開してきた大型風力発電装置向けの状態監視サービスに加え、本開発品をはじめとするAIやIoTなどデジタル技術を活用した商品・サービスの開発、提供を通じて、各産業の生産性の向上に貢献するとともに、事業の拡大を図ってまいります。

本アプリの体験版は、Edgecrossマーケットプレイスよりお申し込みいただけます。

Edgecrossマーケットプレイス:
https://www.marketplace.edgecross.org/product-detail/71660005
(お申し込みには登録が必要です)

  1. 生産現場のIoT化の推進を目的に生産現場のFA(ファクトリーオートメーション)機器とITシステムの連携を実現するオープンなエッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム。
    Edgecrossコンソーシアム: https://www.edgecross.org/ja/
  2. 体験版は2022年3月末までご利用が可能です。アプリの使い勝手などに関する弊社ヒアリングへのご協力、ならびにソフトウェア使用許諾へのご同意が必要となります。
  3. アプリケーションのご利用には、別途、振動センサ、データロガー、Edgecross基本ソフトウェアを搭載したWindowsPCが必要です。

軸受診断アプリケーションの主な特長

1. 速い! : 軸受のリアルタイム診断

軸受の診断結果を3秒~10秒ごと*4に更新します。僅かな時間に現れる変化も捉えることができます。

2. 簡単! : 軸受情報の設定不要

診断対象の軸受情報や運転状況の設定が不要です*5。NTN以外の軸受の診断も可能です。

3. わかりやすい! : シンプルな出力

診断開始時点を基準に状態レベルを4段階で出力します。センサからの診断結果を最大16か所まで同時に確認することが可能です。

4. インターネット接続不要

導入、運用にあたり、インターネット接続は不要です。データを外部に出したくない場合やネットワーク環境が整っていない場合でもご利用いただけます。

  1. 当社試験結果による。使用機器の仕様により、診断時間には差が出ることがあります。
  2. 診断可能な軸受の種類や回転速度には制限があります。

軸受診断アプリケーションの構成例

軸受診断アプリケーションの構成例

https://www.ntn.co.jp/japan/news/new_products/news202100060.html

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