オプテックス・エフエー(京都市下京区、中島達也代表取締役社長)は、低温金属測定用非接触温度計「GT-4Mシリーズ」を発売した。
![](https://www.automation-news.jp/wp-content/uploads/2021/05/gt_4m.jpeg)
GTシリーズは、物体が放射する赤外線エネルギー量を測り温度を測定する非接触温度計(放射温度計)で、樹脂、ゴム、金属、セラミック、フィルム、ガラスなど各素材の温度測定に最適な測定波長を使用した機種をラインナップしている。
「GT-4Mシリーズ」は高感度素子を採用し、2.2~6μmの測定波長を使用することで金属や金属酸化物、非鉄金属やセラミックなどの温度測定が低温域0℃から測定可能。従来機種に比べて安定した測定ができる。応答時間は0.3msで、メルトガンでの塗布や高速ラインにも対応可能。センサヘッドは、世界最小クラスのM12×28mmの超小型センサヘッドを採用し、装置への組込みにも最適。
ラインアップは測定視野に合わせて2種類を用意。価格はオープン。販売目標は年間3000 台を見込んでいる。
低温域での測定比較
+70℃に設定した金属ヒータを+100℃まで温度を上昇させ、従来機と GT-4Mの温度推移を比較したところ、値がバラつく従来機に対して GT-4Mは値が振れることなく、安定して温度測定が可能。
![低温域での測定比較](https://www.optex-fa.jp/release/img/154_img/gt_4m_ftr.jpg?t=20210422104220)