【各社トップが語る2021】アール電子「商社の存在発揮へ活動強化」松本年生 代表取締役社長

アール電子 松本年生 代表取締役社長

2020年12月期(第40期)の売り上げは残念ながら前期比7・7%ダウンし、粗利も下がってしまった。それでも昨年春からのコロナ禍の中にあって、社員の努力により最小限の落ち込みで終わることができたと思う。昨年は新型コロナに対応した東京都の「事業継続緊急対策助成金」を活用して、テレワーク用にノートパソコン20台を購入するとともに、ネットワーク通信に対応したVPNソフト導入など、テレワークやリモート営業ができる体制を構築し、12月にはサーバーも入れ替えた。

創業41年目を迎えた今年は、初心に立ち帰った新たな気持ちでコロナ禍を克服し、前期比11・2%増の売り上げ目標を設定してスタートしている。幸い、昨年11月頃から受注が増えて来ており、1月も好調に推移している。

新型コロナの発生により、営業方法や市場環境が大きく変わりつつあるが、商社としての役割を果たすためには、メーカーより早くユーザーニーズを把握しながら、求められている色々な商品を、MOQ(最低発注数量)が必要な少量の注文でもできるだけ安く、フレキシブルに見積もり・提供できるようにすることで、ワンストップ購入できる商社の存在価値が見直され、ますます重要性が高まってくると思う。

ただ昨今、扱い製品に対する環境調査依頼が増加している。当社も専任担当者を置いて対応しているが、商社として非常に負担が大きいのが悩みである。

昨年秋に「放送技術展」に出展したが、5GやIT関連市場が拡大していることもあり、来場者の反応が良かった。今年も5月の「電子機器トータルソリューション展」に出展を予定している。

売り上げ目標達成に向けて全社一丸になって取り組み、得意先・仕入先の期待に応えたい。

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