オムロンのモバイルロボットを活用した生産ラインが「オートメーション賞」を受賞

2020年11月4日

オムロンが、パートナー企業のセステック オートメーション社(デンマーク、以下セステック社)と連携し、高級台所設備メーカーのボラ社(デンマーク)に構築した革新的な生産ラインが、デンマーク産業ロボット協会(Danish Industrial Robot Association、以下DIRA)の権威ある「オートメーション賞」を9月に受賞した。

「オートメーション賞」は、特に先進的で優れたロボット活用事例を表彰し、自動化技術やソリューションの進歩と導入を促すことを図っている。

今回、ボラ社のローラーコンベアーの代わりに、オムロンのモバイルロボット「LDシリーズ」を9台採用し、フレキシブルな生産と構内物流を実現した革新的な生産ラインが評価された。ボラ社は、LDシリーズを採用することで生産プロセスに柔軟に対応する搬送システムを構築し、重労働であった搬送作業の75%を自動化した上、生産リードタイムを従来の最大42日から1日に短縮。

DIRAの審査委員会は「オートメーション賞」の授与に際して、今回のプロジェクトが「印象的」「包括的」、そして特に「感動的」な取り組みであることを評価ポイントとして強調している。

モバイルロボット「LD/HDシリーズ」

 

オムロンは、独自のコンセプト”i-Automation!”のもと、人と機械が協調する製造現場の実現を目指すことで、顧客のモノづくり現場の革新に取り組んでいる。

今回、受賞したボラ社の生産ラインは、LDシリーズを高く評価したボラ社とともに、プロジェクト当初からセステック社と連携し、人とロボットが最適に協調する新しい工場を設計している。例えば、部品の組み付けテーブルと通路の位置は、安全性、利便性、および人とロボットの両方の自由な動きが確保できるように設計されている。

現在、システム稼働から約1年が経過し、LDシリーズは毎日1300~1600箱の部品や製品を順調に搬送している。今後、ボラ社ではさらにLDの稼働台数を増やし、工場内物流の自動化を進化させる予定だ。

オムロンのデンマークエリアセールスマネージャーであるトーマス・ヤンセン氏は、「ボラ社がオムロンのモバイルロボットと制御システムの導入によりオートメーション賞を受賞したことを大変誇りに思います。現場の課題を共有いただき、われわれの提案に耳を傾けてくれたボラ社に感謝するとともに、今回の受賞は両社にとって次の進化に向けた大きな後押しにもなります」と述べている。

 

【LD/HDシリーズの特徴】

簡単に幅広く搬送領域を自動化

事前に走行ルートを定める磁気テープの設置などを必要とせず、人や障害物を自動で回避しながら搭載したAIで最適なルートを自ら考え、決められた場所に部品や製品を搬送するロボット。軽量搬送の「LDシリーズ」と、世界最重量級の1.5tまで対応する「HDシリーズ」からなる幅広い品揃えで、材料から部品、仕掛品、完成品に至るまで様々な領域のシームレスな搬送を自動化する。

 

高度な混合フリート

オムロンの「フリートマネージャ」は、可搬重量など異なる種類のオムロン製モバイルロボットを、最大100台まで同時に制御できる業界初のシステム。フリートマネージャを使用することで、互換性やパフォーマンスを心配することなくすべてのオムロン製モバイルロボットを制御し、トラフィック管理、バッテリー管理、および車両ナビゲーションを最適化することができる。

■モバイルロボット「LD/HDシリーズ」
 

出典:「オムロンのモバイルロボット『LDシリーズ』を活用したボラ社の革新的な生産ラインが、デンマークの『オートメーション賞』を受賞」