三菱電機、IoTプラットフォーム活用のビル運用支援サービス発売

2020年9月10日

三菱電機は、クラウド上に蓄積したビル設備データの利活用を可能にする独自のスマートシティ・ビル IoT プラットフォーム「Ville-feuilleTM(ヴィルフィーユ)」を開発し、これを活用した新たなビル運用支援サービスを 10 月 1 日から順次発売する。

ロボットの円滑なビル内縦横移動を支援する「ロボット移動支援」や、遠隔でのビルのエネルギー管理、ZEB運用を支援する「エネルギーマネジメント」など、新たな社会課題解決に向けたサービスの提供により、スマートシティ・スマートビルの実現に貢献していく。

Ville-feuille 概念図

 

経済発展と社会課題解決を両立する「Society 5.0」の実現に向けた取り組みのひとつとして、IoT、AI、ビッグデータ解析などの先進技術を活用したスマートシティやスマートビルの構築が進められている。

一方、街やビルをスマート化するためには、設備やシステム個々の高度化・高機能化を進めるだけでなく、異なる設備やシステムを有機的に連携させることで、全体最適化を図ることが必要となる。

例えば、人手不足解消や、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、サービスロボットの活用が大きく期待されているが、ビル内で自走式サービスロボットを活用するには、ロボットが上下階移動を行うための「エレベーター連携」、セキュリティーエリアを跨って移動するための「入退室管理システム連携」の実現が必要となる。また、ZEB の達成や温室効果ガス排出量の削減に向けては、ある設備の稼働データを分析し、他設備の運転効率化を図るなど、データを相互利用した設備連携によって、さらなる省エネ化の実現が求められている。

 

同社は今回、ビル内設備の稼働データやセンシングデータなどを収集・蓄積し、AI やビッグデータ解析などの最先端技術を活用してデータ処理を行う IoT プラットフォーム「Ville-feuille」を開発し、ビル運用支援サービスの発売を開始する。

第 1 弾として、「ロボット移動支援サービス」「エネルギーマネジメントサービス」を 10 月 1 日に発売し、以降も社会課題解決に向けたサービスを順次発売していく予定。

 

ビル運用支援サービスの特長

1.ロボットの円滑なビル内縦横移動を支援し、ビル管理業務の省力化に貢献
<ロボット移動支援サービス>

・警備、清掃、物品搬送などの自走式サービスロボットの位置情報をもとに、エレベーターや入退室管理システムなどのビル内設備を制御し、ロボットの円滑なビル内移動を支援

・複数用途・複数台数のロボットの同時運用も可能にし、ビル管理業務の省力化に貢献

ロボット移動支援サービス(エレベーター連携)・概念図

 

2.遠隔でのビルのエネルギー分析を省力化、ZEB のエネルギー削減目標達成に貢献
<エネルギーマネジメントサービス>

・クラウド上に電力使用量などのデータを蓄積することで、タブレットやモバイルパソコンなどを用いて遠隔でもデータを確認でき、ビルのエネルギー管理を省力化

・グラフ表示機能を活用して、計画値と実績値の差異や改善点を管理者が抽出するなど、目的に応じた BEMSデータの分析を可能とし、ZEB のエネルギー削減目標達成に貢献

エネルギーマネジメントサービス・概念図

 

サービス概要

 

出典:三菱電機「IoTプラットフォームを活用したビル運用支援サービスを発売」