Lapp Japan、鉛フリー真鍮製ケーブルグランドを提供

2020年8月24日

ドイツのケーブルメーカー・LAPPの日本法人である Lapp Japan(東京都千代田区)は、7月から鉛フリー真鍮製ケーブルグランドを提供開始した。

 

1970 年代以降、人体への有害物質の懸念を受け、自動車用の有鉛ガソリンの販売が禁止され、真鍮などの金属素材なども容易に加工するために鉛を添加剤として使用することが禁じられている。

しかし、1 つの例外があり、ケーブグランドの製造に使用される真鍮も含め、鉛合金は最大4%の鉛含有率が現在許可されている。鉛を4%含有できる適用除外の有効期限は、2021 年7 月21 日をもって終了となるが、現在延長もしくは移行期間が設定されるかは定かではない。

適用除外が予定通り終了した場合、欧州指令RoHS(Restriction of Hazardous Substances:電気・電子機器における特定有害物質の使用規制)にて規制の通り、真鍮の鉛含有は禁止されることとなる。REACH の化学物質に関する規制では、鉛はSVHC(Substances of very high concern:高懸念物質)の候補リストに含まれており、近日中に禁止される可能性がある。

 

LAPPは、 これらに先駆け既に鉛を含まない製品を開発、2020 年7 月以降、世界初の鉛フリー真鍮製ケーブルグランドを提供している。

初期段階では、LAPP の最も人気のあるケーブルグランドを鉛フリーで提供する予定。「SKINTOP® MS-M」や「MS-SC-M シリーズ」、ロックナットの「SKINDICHT® SM-M」などが含まれる。

「SKINTOP® MS-M」は、機械および工場建設、測定、制御及び調整技術などの幅広いアプリケーションや、機械的安定性や化学的安定性など厳しい要件がある場所で使用できる汎用性の高いケーブルグランド。優れたストレインリリーフ、広いクランプ範囲、高い保護クラスといった性能に加え、認証も多数取得済みとなっている。

「SKINTOP® MS-SC-M EMC ケーブルグランド」は、高い導電性・柔軟性のあるEMCコンタクトスプリング付きで、 編組シールドの接地用に低抵抗のシールドコンタクトを装備。すべての鉛フリー製品について、M12~M63 までのサイズを豊富に取りそろえている。

その他の製品シリーズも順次鉛フリーバージョンを展開していく予定。また、鉛フリーではない従来製品も、当面購入が可能。

 

■LAPPについて

LAPP は、世界で初めて工業生産された信号ケーブル、ÖLFLEX®を世に出したOscar Lapp が1957 年に設立したドイツに本社を持つ会社。現在は、機械・システム工学、自動車業界、MSR 技術、電気・設備工学、EDC など、さまざまな業界や市場に対応したケーブルや導体を生産している。LAPP 製品は、主にLAPP グループの自社工場で生産されており、現在40,000 の品目を標準品目として在庫・提供している。また、顧客の仕様に合わせたケーブルや導体の開発と生産も行っている。世界各地に18 の生産拠点、100 の販売店、44 の販売組織を有し、現在社員数は4,650 人。

 

■Lapp Japan