パナソニック 現場センシング事業を強化、25年に売上1000億円目指す

パナソニックとパナソニック システムソリューションズ ジャパン(東京都中央区)は、新たな事業として「現場センシングソリューション」を立ち上げた。従来から単独で展開している顔認証ソリューション、センシングソリューション、高性能エッジデバイスの3つのソリューションを統合し、組織を刷新した。

新組織は、営業・開発・全国保守の3部門で総勢約1200人体制となっており、同事業で2025年度に1000億円の販売を目指す。

具体的な事業戦略としては、エッジデバイスのさらなる進化に向けて、ユーザビリティの向上した顔認証やセキュリティ技術、AIを応用したセンシング技術の精度向上、顔、人の骨格や動き、音、モノの形状などの複数の認証要素を組み合わせたマルチモーダルセンシング技術の開発加速などを進める。

人口減少や人手不足に加え、世界的な新型感染症が拡大する中、同社では顔認証などの非接触やセンシングソリューションへの期待は高まっているとして、「現場プロセスイノベーション」を実現するコア事業の1つに「現場センシングソリューション」を位置づけ取り組む。

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