工場新設・増設情報 2月第2週 東芝マテリアル、GSユアサ、村田製作所、日清フーズなど

2020年2月12日

【国内】

▶︎東芝マテリアル
ジャパンセミコンダクターの大分事業所内(大分県大分市)に、窒化ケイ素基板の第2生産拠点を開設する。

近年、自動車や産業機器において省エネ化のニーズが高まる中、熱伝導性や耐久性に優れた窒化ケイ素基板は、パワー半導体の放熱・絶縁部品として需要が拡大している。新生産拠点の生産能力は約4万平方メートル/年からスタートし、需要に応じて段階的に引き上げていく計画。

生産開始は2021年7月を予定、投資額は22年までに100億円を超える規模を予定。

 

▶︎GSユアサ
21年以降に見込まれるハイブリッド車の需要拡大に対応するため、ホンダと共同出資の子会社であるブルーエナジーの現工場(京都府福知山市)の生産ライン強化と、同一工場敷地内にブルーエナジー第2工場を建設する。ハイブリッド車用のリチウムイオン電池を生産し、23年度までに2.5倍の年間約5000万セルまで生産能力を拡大する予定。

新工場の敷地面積は約8600平方メートル、延床面積は約3万平方メートル、稼働開始は22年度を目指すとしている。

新工場の外観イメージ

 

▶︎応用電機
大型自動化ライン製造のニーズに応えるため、大型設備の制作が可能な新棟を浜松工場敷地内(静岡県浜松市)に建設、1月24日に竣工した。

新棟の延床面積は1900平方メートル(平屋)、天井の高い作業フロアにホホイストクレーン(クレーン下5.5メートル)を設置。

浜松工場新棟

 

▶︎九州エキス
伊藤ハムと三菱商事ライフサイエンスは共同出資で九州エキスを設立し、1月29日に鹿児島県曽於郡大崎町と九州エキスの間で立地協定調印を行った。

新工場は伊藤ハムグループの隣接地に建設し、グループ会社や近隣の食肉加工場から新鮮な国産原料を調達し、畜肉エキスや調味料製品を製造する。

土地面積は1万2000平方メートル、延床面積は4300平方メートル、着工は4月、稼働開始は21年4月を予定。設備投資額は約30億円。

新工場完成イメージ図

 

▶︎シンフォニアテクノロジー
半導体装置需要の増加に対応するため、豊橋製作所内(愛知県豊橋市)の既存のクリーン搬送機器工場の西側に、新たに建屋を増築した。新設後のクリーン搬送機器事業の生産能力は、従来の年間175億円から250億円になる見込み。

建屋増築面積は4180平方メートル、本格稼働は3月2日を予定。投資額は約16億円。

クリーン搬送機器工場

 

【海外】

▶︎村田製作所
開発・生産子会社のMurata Electronics Oy(フィンランド)が、18年から建設を進めていた生産棟が完成した。自動運転をはじめとする車載分野や産業分野、ヘルスケア分野におけるセンサの中長期的な需要増加に対応する体制を構築する。

延床面積は1万6000平方メートル、総投資額は50億円(建物のみ)。新生産棟は、建物外部からの振動が伝わらない特殊な免震構造を採用。

 

▶︎日清フーズ
ベトナムの子会社であるベトナム日清テクノミックで建設を進めていた業務用プレミックス生産工場(ベトナム ドンナイ省)が完成し、1月から稼働を開始した。

ASEAN地域における業務用プレミックス市場は、外食産業やコンビニなどの流通の近代化により大幅に伸長しており、今後も拡大が見込まれている。

敷地面積は約2万平方メートル、生産能力は年間9000t。