「SEMICON Japan 2019」12/11〜13、東京ビッグサイトで開催

2018年の様子

「次代のコアになる。」
IoT/5Gの価値創造へ

世界最大級、エレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2019」(主催=SEMI)が、12月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイト(西・南ホール、会議棟)で開催される。

半導体デバイス製造の全工程からアプリケーションにいたるまで、約700社が最先端の製造技術を出展し、各種セミナーやイベントも実施される。

開場時間は10時~17時、入場料は無料(事前登録制)。※写真は前回2018年の様子

 

半導体製造の全工程からアプリケーションまで集結

「SEMICON Japan」は、半導体の前工程から後工程の全工程と、自動車やIoT機器などのSMARTアプリケーションにいたるまでカバーする、エレクトロニクス製造サプライチェーンを包含する総合展示会。日本で唯一、半導体製造の全工程の製造技術・装置・材料を展示する大規模展であり、世界のバイヤーが注目する国際展示会となっている。

43回目を迎える今回は、「次代のコアになる。」(英語版テーマは「Enabling a Smarter World」)をテーマに、スマート社会の実現を下支えする半導体と関連エレクトロニクスの製品・技術・サービスが集結する。同展で披露される最先端の製造技術が、IoT/5G時代の新たな価値創造をドライブするコアとなることを目指している。

展示会場は、展示ゾーン、パビリオン・企画展示、地域パビリオンで構成。このうち展示ゾーンは、エレクトロニクスデバイス製造の設計から、ウェーハ製造、ウェーハプロセスまでの製品とサービスを展示する「前工程ゾーン」(西2・4、南1・2ホール)、エレクトロニクスデバイス製造の後工程、あるいは前工程と後工程にまたがる製品とサービスが出展する「後工程・総合ゾーン」(西1ホール)、エレクトロニクスデバイス製造に関連する部品および材料の「部品・材料ゾーン」(西2ホール)、スマート社会のエンジンとなるIoTの発展をリードするプレイヤーが世界から出品する「SMART Applicationsゾーン」(西3ホール)の4ゾーンで構成される。

 

中でもSMART Applicationsゾーンは注目されており、先端技術や製品を見せるだけの場ではなく、半導体サプライチェーン企業との対話や交流の場を随所に盛り込み、新たな成長機会を広げるための場としている。今回は「SMART Transportation」と「SMART Manufacturing」の2つのテーマにフォーカスし、世界のキープレイヤーがそろって出展。ゾーン内には、自動運転をテーマにした特設コーナーや、ミニセミナースポットも併設し、関連技術のプレイヤーにより展示と講演の両面から最新情報を提供する。

パビリオン・企画展示は、中小企業や新規産業企業のイノベーティブな製品や技術を紹介する「製造イノベーションパビリオン」と、パワーデバイス等で注目されるSiC、GaNなどの化合物半導体製造技術が集まる「化合物半導体パビリオン」が西4ホールに設置される。

地域パビリオンは、オランダ、ドイツ、TOHOKU、九州パビリオンが設けられている。

 

次世代担う人材育成の場 5つのプログラムを用意

期間中は展示のほか、さまざまなイベントも用意されている。

業界の人材育成を目的とする「SMART WORKFORCE」は、5つのプログラムを用意。企業の若手エンジニア向けの「TECH CAMP」では、“10年後のためにイノベーションを起こそう”を開催テーマに、ハッカソン、World Cafe(4~5人単位での話し合い)と、5人の技術者が登壇するセミナーが実施される。

若手エンジニア向けの講演「SMART WORKFORCEプログラム」は、第一線で活躍する若手エンジニアが、自身の体験や研究開発への姿勢を語るパネルディスカッションや、半導体製造技術の基本的特徴とCMOSの構造など、若手技術者に向けた半導体製造工程のオーバービューなどが行われる。

このほか、業界ガイダンスや会場ブースツアー、就職活動セミナーを実施する、大学生・大学院生のための半導体業界研究イベント「未来COLLEGE」や、大学による研究・開発を展示する「アカデミア」、高等専門学校の学生による研究展示「THE 高専」を実施。

また、12日(木)16時~17時は、「SEMICON Japanハッピーアワー」参加の出展者ブースで、来場者にアルコールを振る舞うサービスを実施。出展者と来場者が和やかな雰囲気の中、情報交換や技術交流、ネットワーキングの構築を図れる機会となっている。登録不要。

 

リーディング企業が登壇 多彩なセッションを開催

セミナーは、国内外のリーディング企業や研究機関のトップエグゼクティブ、技術エキスパートによるさまざまなセッションを用意。

5Gや自動運転、空の移動革命など、マイクロエレクトロニクスとその周辺のビジネス・技術トレンドについて7つのフォーラムを実施する「SuperTHEATER」や、今回で38回目を迎える最新半導体製造の国際技術シンポジウム「SEMIテクノロジーシンポジウム」(全8セッション)、国内外問わず最新の技術トレンドを紹介する「TechSTAGE」(全13セッション)、2019年に大きく減速した半導体サプライチェーンの回復のシナリオを検討する「SEMIマーケットフォーラム」、半導体の製造プロセスの基礎から最先端までを2日間に凝縮した教育セミナー「SEMI TUTORIAL」などを実施。

出展者の製品や技術情報を紹介する出展者セミナーも連日行われる。

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