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SIer協会 「中国」テーマにセミナー、急成長ロボ業界・SI解説

迅速サービスと低価格で急拡大

FA・ロボットシステムインテグレーター協会(SIer協会)は10月16日、東京・品川TKPカンファレンスセンターで「中国SIer企業による『ロボットSI導入 中国事情』報告会」を開催。講師は上海のロボットSIであるKMT エレクトロニック・テクノロジー、KMT オートメーション・システムの姚国庆CEOが務め、前半は中国ロボット業界、後半は中国ロボットSIについて紹介する2部制で行われた。

はじめに中国製造業とロボット業界の現状について、中国も人手不足と人件費高騰が進行中。その対策として「中国製造2025」によって2050年までに生産強国のトップ3になるという目標が掲げられており、いま国を挙げて自動化が進んでいる。すでに中国は地域別出荷台数実績で38%を占める世界一のロボット市場で、国産ロボットも大幅に増加し、国内出荷の27%は国産ロボットが占めている。

姚氏によると「外国製輸入ロボットは垂直多関節が圧倒的だが、国産ロボットは単軸や直交軸ロボットと垂直多関節ロボットの割合が多い。国産ロボットメーカーは欧米ロボット企業を買収し、技術力を手に入れる傾向にある。国産ロボットは種類は揃っているが、信頼性や精度、耐久性などはまだギャップがある。自動車と3C以外の市場にも国産ロボットのアプリケーションは拡大しており、低価格と迅速なサービスで市場シェアは拡大している」と指摘した。

顧問を務めた姚国庆CEO

 

150億円以上のメガSI育成

ロボットSIについて、中国製造2025では売り上げ10億元(150億円)以上の企業を40社以上育成を掲げている。現状は、情報システムの導入を担う企業も含めて中国のSIは3000社あるとされ、市場規模は1200億元(約1兆8000億円)に達しているという。うち3割強が製造業関連と見込まれ、売り上げ10億元以上のメガSIは「まだ2~3社にとどまる」(姚氏)という。中小企業が多く、従業員数は平均15人ほど。自動車関連と電気電子関連に強い企業が多く、食品や物流、機械等に広がっている。

姚氏はSIの技術は日本や欧米にはまだギャップがあるとし、「技術と人材不足がSI発展のネックになっている。SIの認知度は高くなく、メカエンジニアが不足している。中国のSIはコストとサービスで市場を獲得している。今後、価格競争やアプリケーションの拡大、品質要求によってM&Aや合併など起きてくるだろう」と予想している。

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