「Vision Zero」日本でも本格推進、人、モノ、環境 協調し安全確保

2018年12月5日

労働災害の撲滅に向けた「Vision Zero」の取り組みが日本でも始まった。

欧州で提唱されている「Vision Zero」の考え方は、工場などでの作業安全確保に向けて、いままでの機械安全対策、機能安全対策の次に取り組むべき協調安全対策の推進が骨子になっている。

機械的や電子的な安全対策に加え、人とモノ(機械)と環境がバランスよく連携協調することで、安全を確保していこういうもの。

協調安全レベル(CSL)が4段階に分かれて定義されているが、人、モノ、環境それぞれの要件をこれから定めていくことになってる。

 

工場などの作業現場ではロボットの稼働数が増加しており、安全柵で囲っていないロボットと人が同じ現場での協働作業も増えつつある。ここでは従来の安全対策とは別な観点からの安全思想が求められている。

日本電気制御機器工業会(NECA)と日本認証(JC)でもロボットセーフティアセッサ制度を新たに設けて、こうした流れに対応している。また、セーフティグローバル推進機構(IGSAP)は未来安全構想「Safety2.0」を提唱し活動を行っている。

IGSAPなどの主催で11月20日開かれた「Safety2.0国際安全シンポジウム」では、参加者全員で「Vision Zero」推進に向けて、シンボルマークを掲げ、思想への理解を深めた。