ABB 上海にロボット工場建設、1億5000万ドルを投資

ABBは、1億5000万ドルを投資し、世界最先端レベルのロボット工場を中国・上海に建設する。

中国は現在、世界で販売されているロボットの3台に1台は中国向けと、世界最大のロボット市場となっている。同社では1992年以降、24億ドル以上を中国に投資しており、総従業員数は1万8000人を超えている。

 

新工場は、機械学習、デジタル、協働ソリューションを多数活用し、高度な「未来の工場」を目指す。リアルタイムで業務を監視・評価できるよう、上海工場全体をデジタルツインとしてモデル化し、マネージャー、エンジニア、オペレータ、メンテナンスエキスパートなどへ直感的に使えるダッシュボードを提供。

同社のABB Abilityコネクテッド・サービスを通じて、工場内のロボットの状態や性能に関する情報を収集・分析し、異常の早期発見を行う。

また、スペースを最大限に活用するため、固定の組み立てラインではなく、相互に連結されたアイランド形式で自動化を行うフロアプランを採用。

 

ロボットが製造ポイント間を移動する際にロボットに自律的に追従し、ステーションから部品を供給できるAGVなど、ABBロジスティクス・オートメーション・ソリューションが、工場全体で活用される。

新工場は、2020年末までに操業開始予定。

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