NTN、手首関節モジュール「i-WRIST」の量産開始

外観検査の高速・高性能化と省スペース化を実現

NTN(大阪府大阪市)は、このたび手首関節モジュール「i-WRIST」を外観検査用途として自動車部品および産業機械部品メーカ数社向けに量産を開始いたします。

従来の「パラレルリンク型高速角度制御装置」の稼働範囲を広げ、半球面全方向に対して任意の位置に高速に位置決め可能な装置を開発し、名称も「i-WRIST」と変更しました。量産は2018年8月に開始します。

NTNが開発した「i-WRIST」は、独自のリンク機構の採用により、小型、省スペースで広い可動角度範囲を実現するとともに、垂直多関節ロボットやパン・チルト機構が苦手な細かな位置(角度)変更を、人間の手首と同じような動きで高速に行うことができます。

従来の「i-WRIST」の最大折れ角は45°でしたが、90°まで稼働範囲を広げることにより、人が行っていた複雑形状や半周面の外観検査作業を「i-WRIST」で置き換えることが可能となりました。

ワークの形状やサイズ、画像処理システムの処理速度にもよりますが、60ヶ所の外観検査をわずか8秒で行うことが可能です。

 

NTNでは、「i-WRIST」とXYZステージを組み合わせた構成により、外観検査用途への展開を図っています。本構成にカメラや照明を搭載すると、対象検査物に対して真横からのカメラ撮影が可能となります。

対象ワークを回転させるRz軸を追加することで、XYステージのストロークを短縮し、装置全体のコンパクト化を図ることができます。

リンク機構内部にカメラやケーブルを配置でき、旋回動作を繰り返してもケーブルがねじれることがありません。また、NTNが開発した専用コントローラと専用コンソールにより、作業者が複雑な数値演算をすることなく、容易なティーチング操作が可能となります。

 

NTNは、2012年に本開発品を発表して以来、グリース塗布や洗浄用(エアブロー等)に技術提案を進める中で用途におけるニーズに応じた改良を重ねてきました。

今回、高速・高性能な外観検査の自動化と省スペース化を認めていただき、外観検査用途として量産を開始いたします。今後、労働人口の減少に伴い、これまで人手に頼ってきた外観検査などの自動化への需要が拡大することが予想されます。

NTNは、そのような生産現場の自動化や省人化とともに、生産性や品質のさらなる向上に寄与する商品を開発し、社会に貢献してまいります。

※「i-WRIST」
「intelligent」(知性のある)、「innovative」(革新的な)、「interesting」(興味を起こさせる)などの意味をこめた“i”と、手首の“WRIST”を組み合わせました。名称およびロゴを商標登録申請中。

 

特長

狙った位置に様々な角度から素早く位置決めできる角度制御装置

 

用途展開
グリース塗布装置、洗浄装置、塗装装置等の人手作業の代替用途

適用例
外観検査装置の構成例

参考:NTN「手首関節モジュール『i-WRIST』の量産開始」

ANSYS

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