太陽誘電 世界初、静電容量 1,000μF 積層セラミックコンデンサを商品化

2018年5月15日

太陽誘電(東京都中央区)は、静電容量1,000μF を世界で初めて実現した「PMK432 BJ108MU-TE」(4.5×3.2×3.2mm)の量産を開始します。この商品は、ICT 関連機器の電源平滑用途やエナジーハーベスティング機器のバックアップ用途などに使用されます。

太陽誘電は、積層セラミックコンデンサ大容量化のトップランナーとして技術進化を常にリードしており、2015 年には世界に先駆けて 4532 サイズで 470μF を実現しました。今回、大容量化で培ってきた材料技術やシート薄層化技術、積層技術などをさらに向上させることにより、当社がマイルストーンとしておりました世界初の静電容量 1,000μF を誇る積層セラミックコンデンサを商品化しました。

この商品は、2018 年 5 月から玉村工場(群馬県佐波郡玉村町)にて月産 10 万個体制で量産を開始します。

 

近年、IoTの進展やビッグデータの活用に伴い、基地局通信装置やサーバなどの ICT インフラの需要が非常に高まっています。これらの機器は、電源の高効率化のためスイッチング方式の電源回路の搭載が進んでいます。そのような電源回路では、機器を安定的に動作させるため、出力側に平滑用途の大容量コンデンサとして電解コンデンサと積層セラミックコンデンサが多数併用されています。

一般的に積層セラミックコンデンサは、電解コンデンサと比較して低ESRで周波数特性に優れているため、高周波化が進んでいる電源回路の平滑コンデンサとして、リップル電流の抑制に効果的です。

さらに、1,000μF 積層セラミックコンデンサは従来の容量帯を一桁超えるため、併用される電解コンデンサの積層セラミックコンデンサへ置き換えが容易に可能となり、MLCC だけの設計が実現可能です。

また、電解コンデンサより小型であるため、実装面積の削減にも寄与します。

■用途
ICT 関連機器の電源平滑用途やエナジーハーベスティング機器のバックアップ用途など。

参考:太陽誘電「世界初、静電容量 1,000μF 積層セラミックコンデンサを商品化」