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ピーアンドエフ 新アナログ近接センサ あらゆる対象物を検出可能

ピーアンドエフ(横浜市緑区)は、誘導式アナログ近接センサ「PMIシリーズ」の新たなラインアップとして、F90を発売した。

新製品は、非接触、低摩耗、メンテナンス・フリー、防塵性、耐干渉性という誘導式の測定原理が持つ強みを有しており、可動検出ターゲット側の磁性を利用しないため、あらゆるスチール製部品や対象物をターゲットとして用いることができる。

検出範囲は80ミリで、特許技術である独自のマルチ・コイル・システムをもとに動作。可動検出ターゲットの絶対位置は、1つのコイルからの測定信号で精密に検出する。アナログ信号によるセンシングに加えて、スイッチ点も検出できるうえ、2つの可動ターゲットとその間の距離を検出可能なため、最少の計測部品構成で、ダイナミックな位置決めタスクを実現できる。

また、ユーザ固有のパラメータ設定用のIO-Linkインタフェースを装備しているため、特定のアプリケーションの要求に適応。イベント・ログやエラー・メッセージ、信号品質データ、デバイスの状態、稼働時間など、全てをIO-Linkマスター機器によって直接読み取ることができる。

なお、多機能・堅牢なF90のほか、機械振動に強く長尺タイプのF110、小スペースでも高精度検出を実現するF112などもラインアップしている。