第20回 関西ものづくりワールド 2017 10月4日~6日 インテックス大阪

「製造業向け」の最新技術が集結

「第20回関西ものづくりワールド 2017」(主催=リードエグジビションジャパン)が、4日~6日までの3日間、インテックス大阪で開催される。同展は「関西設計・製造ソリューション展」「関西機械要素技術展」「関西工場設備・備品展」の3つのものづくり専門展で構成される西日本最大の専門展示会で、今回は初出展280社を含む1250社が出展する。開場時間は午前10時~午後6時(最終日は午後5時)。入場料5000円、招待券持参者は無料。

3展同時開催 西日本最大 1250社出展

■第20回 関西設計・製造ソリューション展(DMS関西)

「第20回関西設計・製造ソリューション展(DMS関西)」は、CAD、CAE、ERP、生産管理システムなどの製造業向けのITソリューションが一堂に会する専門展で、毎年、製造業の設計・開発、製造・生産技術、情報システム部門のユーザーが多数来場し、出展企業と活発な商談を行っている。

設計・開発期間の短縮やコストダウン、グローバル化への対応などの課題解決に最適な製品・技術を効率的に導入・比較検討する場として、製造業の情報システム、設計、開発、解析、試作、製造、生産技術、生産管理、経営企画、品質、購買部門や経営者にとって欠かせない展示会となっている。

同展は製品カテゴリーごとに専門ゾーンを特設しており、今回「VR・ARゾーン」を新設。VR/ARシステム、スマートグラス、VRギア、VR/ARコンテンツ開発、モーションキャプチャ、ヘッドマウントディスプレー、各種シミュレータなどを展示する。

そのほか「つながる工場ゾーン」「CAD/CAM&PLM/PDMゾーン」「CAEゾーン」「3Dプリンタ/RPゾーン」「3次元測定ゾーン」「SCM・ERP・生産管理システムゾーン」「設計・製造アウトソーシングゾーン」を特設している。

注目は、ミマキエンジニアリングの世界初の1000万色以上のフルカラー造形を実現した3Dプリンタや、ゼブラ・テクノロジーズ・ジャパンの世界最高の読み取り速度で、ICタグを1秒間に約600個読み取ることができるUHF帯RFIDリーダライタなど。ほかにも世界初・世界最高水準を誇る新製品が多数披露される。

展示会と併催のセミナーでは、富士通の松本雅義執行役員・CIO、ヤンマーの矢島孝應執行役員・ビジネスシステム部部長それぞれによる特別講演を5日に開催するほか、オムロン、ダイキン工業、日立製作所などによる専門セミナーが行われる。

■第20回関西機械要素技術展(M-Tech関西)

「第20回関西機械要素技術展(M-Tech関西)」は、軸受、ベアリング、ねじ、ばねなどの機械要素や、金属、樹脂に関する加工技術を集結した西日本最大の専門技術展。毎年、品質およびコストメリット改善や、短納期などの生産性向上を実現できる場として期待されており、来場者は、設計図面やサンプル、ワークの持参が必須となっている。

同展は製品カテゴリーごとに専門フェアを特設しており、今回「軽量化技術フェア」を新設。軽量化に関する最先端の素材・材料、加工・成形技術、部品、支援技術を紹介する。

そのほか「モーション技術フェア」「モータフェア」「油空圧機器フェア」「配管部品フェア」「機構部品フェア」「ねじ・締結技術フェア」「ばねフェア」「機械材料・加工技術フェア」「微細・超精密加工フェア」「表面処理・改質フェア」「塗料・塗装フェア」「摩擦・摩耗対策フェア」「洗浄フェア」「バリ取り・表面仕上げフェア」「試験・計測機器/センサフェア」「工具・加工機フェア」と、全17のフェアを特設している。

注目は、金型プレートの熱処理歪みを0.01ミリレベル(A3サイズ)に抑える岡谷熱処理工業の「歪み極小化熱処理技術」や、三和テクノの低トルク・低発熱性を実現した世界初の紛体シール材など。新製品・新技術といった目新しい製品から、日々研鑽を積んできた熟練技術まで多種多様な出展が予定されている。

併催の専門セミナーは、毎年好評のバリ取り技術セミナーを4日「入門講座」「応用事例」に分けて開催。バリ取り技術を学びたい人はもちろん、製造・生産技術、設計・開発部門従事者にとっても、品質向上や新しい発想を入手するチャンスとして、必聴の講演といえる。

■第2回 関西工場設備・備品展(FacTex関西)

「第2回関西工場設備・備品展(FacTex関西)」は、製造業をはじめとしたあらゆる工場ユーザーに必要な工場向け設備、備品に特化した専門展。空調、清掃機器、刻印器、クリーンルームなどの設備から、作業服、作業工具、補給部材などの備品、加えて防災製品、省エネサービス、ITソリューションなどの関連製品まで、工場ユーザー向けの製品を網羅している。

注目は、ホッタの台車業界初の自在キャスターに対するオートストッパーシステムや、FRENDIX JAPANの世界で唯一車に積み込むことができるリフト、オリオン機械の省エネ・高精度と相反する技術を両立させた小型水槽付チラーなど。

VIPによる開会式も

なお「関西ものづくりワールド2017」では、今回20周年を迎えたことを記念して、会期初日の4日午前9時30分から、西日本地域を代表する製造業のVIPによる「開会式(大テープカット)」を行う。大阪府の新井純副知事も出席し、西日本のものづくり産業を盛り上げる。

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