ハーティング 角型コネクタとサーキットブレーカーUL取得 制御盤の設計で利便性向上

2016年11月30日

ハーティング(横浜市港北区、能方研爾代表取締役)は、同社の角型コネクタが世界で初めて、サーキットブレーカーと組み合わせて「UL 508」準拠の工業用制御盤の電気的接続に使用できるようになったと発表した。

ULを取得したのは、ハーティングの小型産業用コネクタHan 3Aハウジングに組み込まれた大電流用の「Han Q 3/0インサート」。
UL508では制御装置の電気回路について規定しており、安全策として、過電流が生じた場合に回路を遮断するヒューズやサーキットブレーカーの設置を義務付けている。これまで制御盤にコネクタを使用してUL 508認証を取得するのに使用できる過電流保護機器はヒューズだけだった。
今回の取得で、UL 508認定制御盤に配線用遮断器の規格UL489準拠のサーキットブレーカーと組み合わせたコネクタソリューションを提供できることになり、盤メーカーは、一度作動すれば交換が必要になるヒューズに加えて、作動後も利用可能なサーキットブレーカーを組み合わせて提供できることになる。着脱可能なコネクタを使用することにより、施工、メンテナンスが容易になり、効率を向上やコストを削減に貢献する。
HanQ3/0インサートは、コンタクト数3+接地端子を備え、40A/400Vに対応し、3相のモーターに適している。サイズもわずか21×21ミリで、Han 3Aフード・ハウジングと組み合わせて保護等級IP 67の防塵防水性を有する。
米国電気設備基準(NEC)では、産業用制御盤にSCCR(短絡電流定格)の値を表示することが義務付けられており、北米ではこの規格に準拠するために、制御盤の電源供給や分電などにはほとんど固定接続が使用されてきた。同社は、工業用制御盤の電源接続用関連規格UL 2237に準拠した着脱可能なソリューションとして、一昨年、角型コネクタとしては初めて、コネクタ単品でもUL 2237認証を取得している。