東洋炭素 カーボン活用で生産性向上提案

東洋炭素は、同社のカーボン素材技術を活用した熱処理用C/Cコンポジット製品の開発を進め、製造業向けに用途開拓を進めている。

C/Cコンポジットとは、炭素繊維強化炭素複合材料のことで、軽量かつ高温強度が鉄の10倍で熱変形しないなどの特徴を持つ。さらに同社はSiCコーティング被覆を施した製品も開発。一般のC/Cコンポジット製品と比べ、高温領域(1200℃以上)での酸化消耗率が1/100以下になるなどの特徴を持つため、断熱材・耐熱材などの航空宇宙材料としての利用も期待されている。
一般工業用途でも特徴を生かした製品を提供しており、ベーストレー、ローラーハース、網状トレー、バスケット、波型トレー、スプリング、ネジ・ナットなどを製品化している。軽量のため、ハンドリングが容易で、熱変形が少ないことから詰め効率向上やランニングコスト低減などに貢献する。自動車部品の熱処理や高温環境にさらされる半導体製造工程などで採用が進んでいる。
同社はカスタマイズ設計も得意としており、既設の装置にあわせた製品開発も可能。例えば、従来の鉄製バスケットから同製品に置き換えるだけで生産性や品質の向上、コストダウンなどができる可能性もあり、今後も適用範囲を広げそうだ。

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