日本マイクロソフト 経営層向けイベント開催 IoT・スマートファクトリー デジタル変革の事例紹介

■未来の店舗、接客など提案

日本マイクロソフトは6・7日の2日間、東京都目黒区のウェスティンホテル東京で経営層向けの「Microsoft Foresight」を開催した。テーマは「デジタルトランスフォーメーション」で、IoTやAIを使った変革の事例を、業務別・業種別にセッションや展示などで紹介した。

1日目のキーノートスピーチでは、同社の平野拓也社長が登壇し、デモを交えたデジタルトランスフォーメーションの形を紹介した。

デジタルトランスフォーメーション、デジタル変革について、「お客さまとつながる」「社員にパワーを」「業務を最適化」「製品を変革」の四つの分野で紹介。

「お客さまとつながる」では、ソフトバンクのサービスロボット「Pepper」と同社のSurface HUB、ウェアラブル端末、さらに顔、音声、言語などの認識技術であるコグニティブサービスを活用した未来の店舗、接客サービスを提案。

新規客に対してはその場で情報収集をし、既存客に対しては顔認識で個人を特定して過去の購入履歴などを引き出してサービスに役立てるなどのデモを行った。

「社員にパワーを」は、働き方改革を通じた生産性向上を提案。その事例として富士通によるOffice365の導入とその効果を紹介した。

「業務を最適化」では、日本航空(JAL)による「HoloLens(ホロレンズ)」の活用事例を紹介。ホロレンズは、リアルな空間上に3Dホログラフィックを重ねて表現できるヘッドマウント型のウェアラブル端末で、航空機のパイロットや整備士の訓練を想定しているという。

「製品を変革」では、トヨタ自動車とパナソニックの事例を紹介した。

次いでコグニティブサービスについて触れ、22のAPIサービスを提供していることを紹介。平野社長は「お客さまが組み合わせてビジネス変革を進めていける。APIとしたことで誰でもAIを使うことができる」と話した。

セキュリティに関しても、デバイスからクラウドまで高いセキュリティを施した一貫したプラットフォームがある強み、世界中からサイバーセキュリティの情報を集め、検出して分析していること、世界中の国や地域、研究機関、企業とパートナーシップを組んでセキュリティに取り組んでいることなどを紹介した。

2日目は「デジタルトランスフォーメーションで未来はどう変わるのか」をテーマに、キーノートスピーチでは三井住友銀行 谷崎勝教取締役県専務執行役員、アクア 山口仁史AQUA日本代表執行役員COOを招いて対談を行った。

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