横河電機が業界初CAN通信プロトコル対応インターフェースモジュールを発売

横河電機は、組み込みコントローラ「eーRT3(イーアールティースリー)」用に、「CAN(Controller Area Network)インタフェースモジュール」を開発し、9日から販売を開始した。C言語を採用しているPLC(プログラマブル・コントローラ)用に、CAN通信プロトコルに対応したインタフェースモジュールの発売は業界で初めて。価格はオープンで、予想市場価格は1チャネル(F3UM11ー0N)が7万円、2チャネル(F3UM12ー0N)が11万円、eーRT3の基本構成(ベース、電源、CPU、CAN インタフェースモジュール1チャネル)で36万円から。2014年度500台、15年度1000台の販売を予定している。

eーRT3の主な用途は、自動車関連市場および二次電池関連市場での、性能・耐久試験を行う評価システム用コントローラ、およびスマートグリッド市場で充放電を行う系統用蓄電池システム用コントローラなど。

CANは、電子機器同士を接続する通信規格として、国際標準化機構(ISO)によって標準化されている。自動車の電子制御装置(ECU)とモータ、インバータなどの車載装置間をつなぐバスシステム用を中心に普及しており、今後は二次電池分野での採用増が見込まれている。

CAN通信インタフェースモジュールを使用することで、プロトコル変換機器を介さずに、CANインタフェースを持つ機器とコントローラを直接接続することが可能になることから、システムの構築が容易で通信も高速化できる。

eーRT3のCPUモジュールとCANインタフェースモジュール間をパソコンの内部バス規格として普及しているPCIバスで接続することで、測定データを最大データ転送速度133MB/秒と高速なデータ処理ができる。

車載装置や二次電池の性能・耐久試験では、設定した負荷パターンや温度パターン通りにコントローラから発信される指示に応じて稼働している試験対象品の温度、電圧、電流、回転数、トルクなどを測定している。

これまで、PLCを用いてCANに対応した車載装置や二次電池を試験する場合、PLCと試験対象品の間にCANに変換するプロトコル変換器が必要だった。CAN通信インタフェースモジュールを使用することで、自動車のモータ、インバータや二次電池の性能・耐久試験を行うための評価システムなどの構築が容易になり、開発スピードの向上つながる。

eーRT3は、半導体製造装置などの各種装置の制御を行う組み込みコントローラとして、プログラミング言語はC言語主体に、組み込みコントローラに使用される代表的なリアルタイムOSであるVxWorks、NORTi(ITRON)、Windows CE、OSー9、Linuxに対応している

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