日本電算設備(東京都中央区新川1―22―11、GEL03―5542―0267、星季一郎社長)は、フランスの大手UPS(無停電電源装置)メーカー、ソコメック社の小型・高性能なUPS「MASTERYS BC―L」=写真=の国内独占販売を今月から開始した。定格電圧は、「208―220―230―240V」と「460―480V」の2モデルで、各モデルの出力容量が10kVA・15kVA・20kVA・30kVA・40kVAの5機種。価格はオープン。金融・医療・研究・教育機関をはじめ製造業やサービス業、通信キャリアなど、さまざまな業種への導入を目指し、初年度約4億円の売り上げを見込んでいる。 発売開始する「BC―L」は、小型ながら高い効率と信頼性を実現したUPSで、定格電圧が三相3線208V~240V、460~480Vと、さまざまな電圧に対応し、中・小規模のデータセンターや金融機関のサーバールームなど、ミッションクリティカルな環境にも簡単に設置して使用できる。 また、入力力率が0・99%と、他社の同クラスの製品と比較すると20%以上も高いため、長時間のバックアップを実現。さらに、あらゆる品質問題を想定した、負荷の全面的な保護を保証するオンライン二重変換モードや、クリーンな整流器を採用して、電源装置の定格を維持したまま、上流のインフラ(発電機、スイッチ、ケーブル、保護装置)を最適化できる。