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シマデン今期売上げ2桁桁増へ新製品と営業強化が奏功海外市場も円安で伸びる

温湿度制御機器メーカーのシマデン(東京都練馬区北町2―30―10、GEL03―3931―9111、島村一郎社長)は、新製品の発売と営業強化の効果が出てきており、2014年3月期売上高が前期比で最低でも4%増の見通しにあるが、下半期の追い込みにより2桁近い伸長を期待している。 同社は今年に入り、新製品を積極的に発売している。ノイズフィルタNFシリーズ、単相用サイリスタPAC18Aシリーズ、ディジタル調節計SRS10Aシリーズの調節出力ON/OFF動作すき間モード選択可能の新機能タイプ、壁面取り付け形検出器用スペーサ、入出力間非絶縁型4線式温度変換器CP2RQ、サイリスタ式3相電力調整器PAC30Zシリーズ感電防止カバー付きタイプなどを市場に投入している。 また、無料貸し出し制度や標準製品の改造・特殊仕様の開発に取り組んでいる。 こうした開発展開と同時に、営業面では、昨年から業務の見える化に取り組んできた結果、訪問件数が増え、顧客の声が多く入るようになったという。 現在、食品加工、包装機械にターゲットを絞り販売攻勢をかける一方、大震災復興の関連市場を開拓している。 海外市場は、中国、アジアを中心に注力しているが、円安により欧州向けも売り上げが伸びている。「ボーダーレスな時代なので、今まで以上に営業部と貿易部の連携を強めていく」方針。