大和無線電機 「切磋琢磨Ⅱ」で社内改革

2012年12月期の売り上げは前年度比101・5%となり、下期のほうが伸びている。メガソーラーに関連したパワーコンディショナー向け部品をはじめ、LEDドライバー、エアコン用インバーター、スマートフォン用充電器、パチンコ関連などが伸長した。特に、メガソーラー、LED関連といった社会インフラに絡んだ需要が売り上げを支えている。

当社は生産設備向けよりは、製品内蔵向けへの販売が多いため、品質と価値のバランスがとれるような営業を重視しながら、顧客の調達ニーズに対応している。昨年は円高基調もあって、台湾製部品が当社の香港経由で中国、アセアン市場向けに20%ぐらい販売が伸びており、今後も増えることが予想される。

今年は昨年からの流れを継承しながら、ソーラーやブルートゥースなどのエネルギー、通信関連に引き続き注力していく。昨年、LEDドライブ用電源IC評価実験基板キットを制作したところ好評で、5W~100W出力用まで品ぞろえした。

今年度の全社テーマは「切磋琢磨II」にした。売り上げをなかなか伸ばしづらくなっている中で以前のテーマを「II」として再度掲げたが、さらに損益分岐点を下げるために、社内の小型軽量化を図りトータルコストを見直すためである。その一方で、顧客の動向を見ながら作るための努力を続け、当社の部品調達力とアッセンブリ力を駆使して利益を増やせるようにしていきたい。同時に、商社の持っている役割を再度見直し、商社間の横の連携も生かした取り組みも進めていきたい。

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