日本企業の経営課題2012

<生産領域の課題>

■グローバル生産展開における障壁(現在~今後)■

グローバル生産を展開していくうえで、現在と今後(3~5年後)に想定される障壁については、現在は障壁として捉えているが、今後はクリアされていくと捉えられているのが「各工場の不安定なパフォーマンス」(現在44.4%→今後28.6%)。逆に、障壁として大きくなると想定されるのが「現地の労働者の賃金上昇、待遇の見直し」(現在27.0%→今後48.6%)。(図1)

■現地工場マネジメントにおける課題(現在~今後)■

現在に比べ、今後の課題として高まっていくのは「工場運営は全面的に現地に権限移譲」(現在9.0%→今後24.7%)、「現地独自製品の開発・生産」(現在10.9%→今後21.6%)で、現地工場により裁量を持たせた運営にシフトしていくことが予想される。

現在1位の課題である「現地人幹部の育成」は、現在の30.3%から45.0%へさらに重要な課題となっていく。(図2)

■3年後の国内外生産の増減予想(数量ベース)■

国内生産は、今後3年で「増加する」が26.6%あるが、「減少する」が35.1%でやや上回る結果となっている。

海外生産については、「増加する」が8割を超え84.0%に達している。(図3)

(おわり)

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG