「F―ROM」の普及促進フィールドバス協会日本でも来年、デモを計画

2012年11月7日

フィールドバス協会(本部=米国テキサス州オースティン、リチャード・ティモニィCEO兼社長)は、10月31日午前11時から、「計測展2012OSAKA」が開催された、大阪市北区中之島のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で、普及活動状況や最新技術について記者会見を行った。

現在、日本フィールドバス協会(池田卓史理事長)では、FOUNDATIONフィールドバス技術の普及促進活動を展開しており、運営委員会を中心に計測展などの展示会や、ユーザーセミナー、早稲田大学ラボ技術セミナー、エンドユーザー委員会コーディネータ/事務局などの具体的な普及活動を行っており、協会の会員数は37社・団体に及んでいる。

FOUNDATIONフィールドバスは、2011年の全プロセスフィールドバス市場の約74%を占めており、中国・上海のSECCO、中国CSPC南海リファイナリ、インドのリライアンス製油所、オランダのNAMグロニンゲンガス田、英国のDrax石炭火力発電所などのプラン制御として採用されている。

このような石油化学プラントは、資源が危険な領域に存在していることに加え、海底生産設備が加速、長距離輸送の設備が必要とされており、リモートオペレーションマネジメントの需要が拡大している。

こうした状況下、同協会では、有線・無線対応のフィールド機器、およびリモートI/Oの技術開発を、リモートオペレーションマネジメント「F―ROM」(FOUNDATION

for

Remote

Operation

Management、遠隔操縦監視インフラストラクチャ)として推進している。

従来の有線機器に加え、ISA100〓11a、WirelessHARTなどの無線機器を接続したネットワークシステムで、有線・無線、通信プロトコルに依存しない遠隔操縦監視システムを提供することで、様々なフィールド機器をFOUNDATIONフィールドバス環境に統合することができる。

同協会では、11年度からF―ROMのプロモーション活動を展開しており、すでに石油・ガスパイプライン設備や海上石油・ガス生産設備、陸上タンクヤード設備などに適用されており、既存の伝送技術にとらわれない遠隔操縦監視システムとして高い評価を得ている。

最近の普及活動として、今年はドイツの化学プラント展示会である「ACHEMAショー」にプレスアナウンスを実施したほか、ブラジルのペトロブラス社との共同デモを皮切りに、世界各地でユーザーサイトデモを計画しており、日本でも13年度に同デモを実施する計画である。