6kW炭酸ガスレーザー発振器を搭載2次元レーザー加工機三菱、加工性能向上

三菱電機は、炭酸ガス二次元レーザー加工機「eXシリーズ」の新製品として、新開発の高出力6kW炭酸ガスレーザー発振器を搭載した「ML3015eX―60XF」(標準価格1億3080万円)と、従来の発振器より1サイズ小型の省スペース機「ML2512eX―45CF―R」(同9000万円)の販売を開始した。各月産5台。

「ML3015eX―60XF」は、新開発6kW炭酸ガスレーザー発振器「ML60XF」搭載で加工性能が、6ミリ厚ステンレスの加工速度で毎分2メートルから毎分2・6メートルに高速化するなど、幅広い材料で生産性を向上している。ステンレス切断の最大板厚も20ミリから25ミリへ拡大している。

また、6kW発振器の小型化により、4・5kW発振器搭載機種と同等の設置スペースを実現するとともに、発振器内部の改良により、従来の6kW発振器に比べ、光学部品(出力鏡)の寿命が2倍以上に向上している。さらに、メンテナンス部品も減らしたことで加工機全体のメンテナンスコストの約15%削減につながる。

「ML2512eX―45CF―R」は、メンテナンス・配管エリアスペースの見直しにより、同ストロークの従来機に比べ、設置面積を約10%削減している。

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