FA機器・装置メーカーは、海外のFA市場開拓に注力しているが、欧米市場の伸びが先行き期待できない中でアジアの成長に注目している。アジアでは中国市場の裾野が拡大し高い成長率を依然として持続、アジア第3位の規模である韓国市場も財閥系企業を中心に強気な設備投資が行われている。両国市場とも「MADEINJAPAN」の活躍余地が大きく、日本のFA関連メーカーにとって魅力的である。市場進出や開拓は、まず「日本製」を訴求して足がかりをつかみ、そのあと「ブランド」の浸透を図る方法が有効とされ、展示会の活用が増えている。そこで、中国・上海で開催される国際電子部品・製造機器専門見本市「electronica&ProductronicaChina2012」と、韓国を代表する自動化産業展「AUTOMATIONWORLD2012」の2大FA専門展示会を「ジャパンパビリオン」を中心に紹介してみた。