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エーピーシー・ジャパン機器ごとの電力状況をリアルタイムにモニタリングが可能次世代型ラックマウントPDU発売

エーピーシー・ジャパン(東京都港区芝公園2―4―1、TEL03―6402―2147、シリル・ブリッソン社長)は、データセンターやサーバルームのサーバやストレージ、ネットワーク機器などのIT機器に配電するラック型の電源タップであるラックマウントPDU「Switched
Plus」(型番AP8641)=写真=を発売した。標準価格15万4000円。

Switched
Plusは、アウトレットごとの電圧、電流、電力、消費電力量(kWh)を、ネットワーク経由でリアルタイムモニタリングを可能とするインテリジェント機能を備えるPDU。

IT機器単位でより詳細に、かつリアルタイムにモニタリングすることが可能で、極めて詳細なエネルギー管理と効率化に貢献する。各機器の電力使用状況が容易に確認でき、本体のLCDには、PDU全体の電圧、アウトレットごとの電流、電力が表示される。

温度・湿度センサ(別売)により、リアルタイムで環境を監視。モニタリング監視の数値は、アラームのしきい値をリモートでカスタマイズ設定可能である。

アウトレットごとのOn―Off操作は遠隔から可能で、未使用のアウトレットの電源を落としたり、特定アウトレットの使用を制限することで、電流の過負荷を防ぎ、電気容量管理を含むエネルギー効率の最適化をサポートする。

本体部分は業界最薄の51・3ミリを実現。ラック内のIT機器の使用スペースが最大化でき、高温のラック環境において強力な過電流防止機能を提供する。

さらに、複数PDUのアウトレットをグルーピングする機能を備え、複数PDUをすぐに電源復帰することが可能。

また、同社の統合管理ソフトウェア「InfraStruxure
Management
Software」と連携させ、データセンターやサーバルーム全体の物理インフラと、ITを一括管理し、より効果的なエネルギーマネージメントソリューションを提供することができる。

そのほか、ロック機能付きのIEC入力ケーブルでケーブル用トレイが不要。出力ケーブルは0・6メートル、1・2メートル、1・8メートルがある。

なお、同社のラックマウントPDUシリーズは、世界で350万本以上(インストールベース)の販売実績がある。