パラレルリンク機構を採用 安川電機高速搬送と広い動作範囲箱詰作業などに最適なロボット発売

安川電機は、パラレルリンク機構を採用して高速搬送を実現したロボット「MOTOMAN―MPP3」=写真=の販売を開始した。

セット価格は378万円(税込み)で、食品・薬品・化粧品等の小物製品や中間製品の搬送・整列・箱詰め用途を中心に年間300台の販売を計画。

パラレルリンク機構は、複数のアームが1つの先端を支持しており、各アームが並列(パラレル)に接続されていることで、複数のアームのパワーを先端部に集約し大きな力が出せるため高速化が可能となる。

同社としては、初めての製品化。

新製品は、パラレルリンク機構の採用で搬送速度が搬送質量1キログラム時で230CPMの高速化を実現しており、動作範囲も直径1300ミリ、高さ500ミリとクラストップの性能を実現した。しかも、ビジョンセンサとの組み合わせにより、無作為に流れてくる製品の位置・方向・品種判別を行い、ロボットによるピックアップと同時に、搬送中に整列作業を行い、正確で見た目にもきれいな箱詰めが可能。

また、衛生面への配慮から清掃が容易である滑らかな本体表面形状を採用しており、水洗いが可能な防水仕様となっている。

さらに、コンベア上を大量に流れる小物製品や別のコンベアを流れる化粧箱に対し、複数のロボットの動作を同期させて、負荷を偏りなく効率的に動作させる、リアルタイムオートスケジューリング機能を持ったソフトウェア「MotoPick」も用意しており、流れてくる製品の動きに同期して、どのロボットが取り、取った製品をどの箱のどの位置に置くかなどを瞬時に自動演算し、設備稼働率の最適化・最大化による生産性向上を強力に支援する。

そのほか、ハンドリング用途に最適な小型(W470×H200×D420ミリ、容積39・5リットル)・高速オープンコントローラFS100も新たに開発して、顧客の利便性・独自性の向上を図るとともに、ホストコンピュータやPLC等の外部機器接続用にイーサネットや各種フィールドバス通信機能も準備している。

食品・薬品・化粧品等に代表される小物製品では、複数個あるいは複数の種類を化粧箱等に詰めて販売することがあり、ベルトコンベア等で大量に運ばれてくる個々の製品をピックアップし箱詰めする作業には多くの人手が必要とされている。同時に、これら小物製品のハンドリング作業の自動化には、単位時間当たりの取り扱い数量の多さから、超高速動作が求められており、パラレルリンク機構を採用することで、さらなる高速化を実現した。

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