堅調に拡大する操作用スイッチ市場 半導体製造、工作機械向けなど主力分野が回復

操作用スイッチ市場は、リーマン・ショックの後遺症を乗り越え順調な回復を見せている。国内では半導体製造や液晶・ソーラパネル製造装置分野、電子部品実装装置、工作機械・ロボット分野などが回復し、自動車製造関連も上向いている。アミューズメント機器や放送機器、セキュリティ機器、受・配電分野などの動きも活発になっている。外需も中国を中心にアジア地域の伸びが顕著に拡大している。製品面では、機器の小型化に対応した小型・薄型・短胴化が進んでおり、加えてデザイン性、安全性、保護構造の向上などが図られている。照光式ではLEDやELなど光源の改良が進み、高輝度、長寿命化が著しい。市場展開では太陽光、風力などの新エネルギー関連や、スマートグリッドに絡む重要なインタフェイス機器としての需要も期待されている。

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