JSIA 配電制御システム 魅力増す「検査技士」称号 各社が技術者に取得を奨励 10月に学科・実技試験実施

日本配電制御システム工業会(JSIA、盛田豊一会長)は、配電制御システム検査技能審査試験を10月16日に全国8会場で一斉に実施する。8月9日まで受験申請を受け付ける。

試験は1級、2級の区分があり、各級ともに学科と実技試験が実施される。実技・学科両方の合格者には各級の「配電制御システム検査技士」の称号が与えられる。

学科試験の形式は多肢択一法による筆記試験で、問題は50題、試験時間は1時間。実技試験は筆記試験、写真鑑別試験(2級のみ)、回路検索作業(テスタを使用した模擬回路の短絡・開放の点検作業)で時間は85分。受験資格は、2級は実務経験がなくても可能。1級は実務経験3年(2級合格後の実務経験年数は問わない)。

審査は公平に行うため、技能審査特別委員会(委員長=中野弘伸職業能力開発総合大学校教授)を設置している。原則60%以上の得点者を合格と判定している。

今年の試験実施場所は次の通り。

▽北海道支部=北海道立札幌高等技術専門学院

▽東北支部=仙台市青年文化センター

▽東京支部=電設健保「へるすぴあ」

▽中部支部=名古屋中小企業福祉会館

▽関西支部=ポリテクセンター関西

▽中国支部=ポリテクセンター広島

▽四国支部=ポリテクセンター香川

▽九州支部=ポリテクセンター八幡。

なお、合格発表は12月。

JSIAは1995年7月、配電盤類の検査技術者の知識、技能水準を審査証明し、技術者の職業能力の向上と社会的、経済的地位の向上に役立てることを目的に制度を創設。同年10月に配電制御システム検査技能審査試験を実施し、その後毎年行っている。

配電盤類の検査業務に従事する技術者にとって「検査技士」の称号は誉れとなる資格である。「技能検定」とともに業界内外の評価が高まっている。社員教育の一環として各社が受験を奨励していることもあり、一種のステータスシンボルとして認知され受験者が増加している。

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