分岐点

2010年7月28日

松下幸之助さんの名言「青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気に満ちて、日に新たな活動を続けるかぎり、青春は永遠にその人のものである」を思い出しながら、心の若さというのは考える力を養い続けることでもあるのだろうと、連休にない知恵を絞ってみた。

流通商社の役割は、仕入メーカーと顧客の間に立ち、「金流」と「物流」を主にしてきた。現在は、顧客に軸足を移し購買代行という領域に踏み込んで生業を支えている。が、商社にとっては顧客深耕と同時に、顧客数の拡大も欠かせない。廃業数が起業数を上回る時代に新規顧客の獲得は容易ではない。

「金流」、「物流」に新たな役割を付け加えた戦略が必要であるが、それは、「知流」のような気がする。もちろん、「知流」といっても特定分野に関しては専門家に及ばないが、商社の強みである顧客固有の情報を知的財産と位置づけて活用すれば、価値のある新商材として提供できそうである。休眠口座となっている企業と取引を再開する商材にも使える。

「知流」機能は社内の情報整理で備えられる。営業社員の頭の中にある顧客企業の製品と技術(技術者)特色をデータベース化する。その情報を多角的に加工し社内公開する。社外ネットワーク情報も加味する。この知的財産を使えば、顧客同士のコラボレーションに発展する可能性もあり、コーディネーターとしての新たな商社役割が担える。