盤用熱関連機器工業会 熱交換器とクーラで規格制定活動を推進

制御盤などの熱対策を中心に取り組んでいるのが、「盤用熱関連機器工業会」(TECTA)である。1988年10月に盤用熱交換器技術協議会として発足した。09年9月1日に名称を「盤用熱関連機器工業会」に変更し、現在6社が入会している。

TECTAでは、「盤用熱交換器専門部会」と「盤用クーラ専門部会」の2つ部会を設け、盤用機器の熱に関連する規格、技術資料などを制定し、啓蒙・普及を図っている。

現在公開されている技術資料は「第001号盤内収納機器の発熱量(目安)指針」(改正05年1月25日)、「第002号盤用熱関連機器に関する用語」(改正01年6月26日)、「第003号盤用熱交換器の機種選定方法」(改正05年1月25日)、「第004号盤用熱交換器の能力評価試験方法」(改正03年1月28日)、「第005号冷凍サイクル式盤用クーラの機種選定方法」(改正05年1月25日)、「第006号盤用熱交換器製品規格」(改正09年9月1日)、「第007号冷凍サイクル式盤用クーラの冷却能力評価試験方法」(改正07年4月17日)、「第008号電子冷却式盤用クーラの冷却能力評価試験方法」(制定09年1月27日)の8件である。

このうち、昨年1月に制定された最も新しい「電子冷却式盤用クーラの冷却能力評価試験方法」は、電子式クーラ(定格冷却能力が1kW以下)について、その冷却能力を評価する測定条件、測定方法、測定機器などについて規定したもの。

国際規格との整合性を考慮し、冷却能力評価方法については、ISO規格と整合性を持つJIS
B8615―1(エアコンディショナー第1部〓直吹き形エアコンディショナーとヒートポンプ定格性能及び運転性能試験方法)やDIN3168(制御盤用冷却装置の評価方法)に準拠している。

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