世界の製造業の潮流を作る産業見本市 ハノーバーメッセ2026 4月20〜24日ドイツ・ハノーバーで開催 将来トレンドを知る絶好の機会

かつてないほどに世界の製造業の将来見通しは難しくなるなか、未来とちょっと先の製造業はどうなっていくのか。そのトレンドを予測するには、産業分野のデジタル化をリードする欧州、ヨーロッパの動向を探るのが最適解。それを目で見て、肌で感じることができるのが、毎年、ドイツ・ハノーバー市で行われる世界最大級の産業見本市「ハノーバーメッセ」だ。今回の2026は、4月20〜24日に開催される。

ハノーバーメッセは、もともと世界最大級の産業見本市として、自動化に関連した電気制御機器やメカトロニクス、産業用ロボット、HVACなどハードウェアを中心とした展示が多かったが、インダストリー4.0やデジタル化の進展にともない、ソフトウェアやデジタルプラットフォームなどの出展も増加し、実際の製造業で起きている変化と同様、転換期を迎えていた。
今回2026年は、テーマや会場構成を刷新し、「Automation & Digitalization(自動化とデジタル化)」にスポットを当てた、ハードウェアとソフトウェアの融合というトレンドに即したイノベーションやソリューションの展示を増加。特にAIこそがこれからの競争力を左右する重要技術としてとらえ、ほぼすべてのエリアでAIをテーマとした展示が展開される予定となっている。
製造業でのロボット活用の進化として、ヒューマノイドロボットをはじめ、ロボット工学の最新トレンドも数多く展示が予定されている。現場では当面は産業用ロボットが主役を続くと見られるが、人間用の工具や作業環境、インフラが活用できるヒューマノイドの活用イメージも見どころとなっている。
生産やサプライチェーンの最適化に必要とされる産業用ソフトウェアが数多く出展。SAPやマイクロソフトをはじめ、世界的な大手産業用ソフトメーカーも出展を予定。合わせてデジタル・レジリエンスとしてIT-OTセキュリティも多く展示される。
また紛争や政情不安などで防衛産業への関心の高まりに合わせ、今回初めて防衛生産エリアを設置。欧州の安全保障、防衛産業の強化を目的に、防衛産業の厳格な要件を満たす最新技術が紹介される。

また日本企業の出展もあるが、そのうちのひとつのアビームコンサルティングは、NEDO、IPA、RRI、IVIなどの公的機関や民間企業と共同して、日本が進めているデジタル戦略、データスペース、日本企業のデジタルソリューションなどを紹介するブース「Japan Industrial Park」を出展。日本の製造業がハノーバーメッセで極端に存在感がないことを受け、日本の取り組みを世界に広げる取り組みとなっている。

https://www.hannovermesse.de/en

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