【FA各社トップが語る2026】内外電機「受配電設備の更新需要と新基準変圧器に期待」代表取締役社長 丹羽 一郎

2025年度の業績は、売上高は200億円(前年比120%)、営業利益は20億円(同149%)、純利益は14億円(同148%)を見込み、4期連続の増収増益を達成できそうだ。昨今の機器や部品価格の高騰を受け、製品の販売価格改定に踏み切ったが、市場の理解を得られ、売上高・利益ともに計画を大きく上回って着地する見通しだ。製品分野別に見ると、主力の受配電設備であるキュービクルが極めて好調に推移した。また、既設の分電盤などの盤製品におけるリニューアル需要もしっかりと獲得できた。一方で、EV用充電設備については、市場全体の普及スピードの影響もあり、当初期待していたほどの伸びには届かなかった。
2026年の市場見通しについては「明るい」と予測している。全体として企業の設備投資意欲は引き続き堅調であることに加え、設置から30年以上が経過した受配電設備のリニューアル需要が今後も継続的に発生すると見込んでいる。さらに、脱炭素の流れから工場などでの太陽光発電による自家消費投資が増加しており、これに伴う系統連系関連の設備需要の増大も確実視される。
これから大きな動きが出てくるのが、トップランナー制度に基づく変圧器の規格変更への対応だ。4月から配電用トランスが「エネルギー使用合理化法(省エネ法)」に基づく第3次判断基準の高効率製品へと移行する。この新しい高効率トランスを実装した新キュービクルの普及・拡販に注力していく。
建設需要の増加に加え、トランス更新という大きな波が到来する中、顧客のニーズに的確に応え、更にお役に立てるメーカーを目指していく。




