【FA各社トップが語る2026】東芝「OT・IT融合で未来創出」スマートマニュファクチャリング事業部 計装ビジネスユニット統括責任者 清水 剛

スマートマニュファクチャリング事業部の設立から3年目を迎えた2025年、OTとITの融合は一段と進展している。2024年にリリースしたクラウド型PLCは、従来型PLCの機能をクラウド環境へ移行した次世代制御システムであり、遠隔監視・制御、冗長化、セキュリティ強化、ならびに柔軟なスケーリングを実現するとともに、ITソリューションとの高い親和性を提供する。2025年には、複数のPOC(概念実証)を推進した。その代表例として、11月に開催された国内最大級のオートメーション・計測技術の総合展示会「IIFES 2025」において、NTTのIOWNと連携した超低遅延制御の実証を紹介した。東京会場と遠隔拠点を接続し、組立ラインの外観検査AIをクラウド経由でリアルタイム制御するデモを実演。組立ラインやマテリアルハンドリングに適用可能な精度を備えていることを立証した。
また、現場の安全性向上を目的とした産業用途向けリストバンド型センサー「MULiSiTEN MS200」をリリース。従来製品(MS100)が提供していた作業員の位置情報およびバイタルの常時モニタリングに加え、MS200では高所からの落下検知機能およびGPSを新たに搭載した。これにより、過酷な現場環境における安全管理の精度と信頼性を一層向上させる。また、クラウド型PLCとの連携により設備制御と人的安全管理の統合を実現し、現場のデジタル化を加速させる。
当社は2026年4月に東芝エネルギーシステムズおよび東芝デジタルソリューションズを統合する。社会インフラ事業およびエネルギー事業が有する強みに、OTとデジタル・AI技術を組み合わせ、One 東芝として統合効果を発揮させることで、FA市場においても競争力の一層の向上を図っていく。
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