【FA各社トップが語る2026】不二電機工業「省力化・省人化・デジタル化向け新製品強化」代表取締役社長 八木 達史

2025年度は、売上高に関しては概ね計画通りに進捗したが、利益面で銅・銀・金などの材料価格の高騰が重くのしかかった。これを受け、長らく据え置いてきた製品価格の見直しも検討している。

重電機器市場の電力向けは、半導体やAIの活況に伴う電力需要増を背景に、送電網増強の設備投資が堅調だった。民間需要向けは、省力化・省人化ニーズの高まりによって新製品の無停電交換用コネクタが好調。鉄道車両市場は海外向けの大口案件が堅調な一方、国内では新造車の生産数が低調な状況が続いている。

2026年は、電力需要の増加トレンドは継続し設備投資はしばらく続き、部品不足に起因した市場の在庫調整も一巡したことで、受注は回復基調にある。鉄道車両市場も底を打ち、回復に向かうと見ている。おおむね明るい方向に向かうと見ている。

昨年に引き続き「省力化・省人化・デジタル化」を核心テーマに据え、製品開発と拡販を推進していく。特にデジタル化製品は、変電所の「デジタル化」に注力しており、電力会社や鉄道変電などで導入が進む「デジタル変電所」に対応するため、国際規格IEC61850の通信機能を搭載したインターフェースユニットを開発した。3月の販売開始に向けPRを強化しており、新たな柱として期待している。

省力化ニーズに対しては、無停電交換用コネクタなどをデータセンター市場へ積極的に提案し、昨年3月に「データセンターJAPAN」に初めて出展した。今年も引き続き出展する予定で、このほかJECAフェア2026と鉄道技術展・大阪2026の出展を予定している。

省力化・省人化、デジタル化に向けた製品開発は、製品ラインアップとして今後の糧となるものが形となってきている。今年はこれらを市場に投入し、拡販を大いに期待している。

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