- 工場・設備投資
- 2025年4月1日
リンテック、徳島県小松島市の小松島工場に新塗工設備を導入 48億円投資で生産能力1.5倍

粘着製品メーカーのリンテックは、小松島工場(徳島県小松島市)に約48億円を投じ、新工場棟と新規塗工設備を導入、2025年9月より稼働を開始する。
今回の設備投資は、合成皮革用工程紙(剥離紙)の需要拡大に対応するもの。新設備は、自動車内装向けなどで需要が高い広幅仕様に対応した高速・高精度な塗工が可能で、生産能力は従来比で約1.5倍となる。同社はこの設備の強みを生かして、広幅仕様を中心に工程紙の増産を目指し、マット調やグロス調など、表面の光沢感や質感が微妙に異なる高品位な合成皮革の製造に対応したラインアップを拡充し、新規需要の取り込みを図る。
新ラインは、有機溶剤を使用しない水系塗工でVOC排出量を削減。また、剥離剤の調合から製品の入出庫までを徹底して自動化し、省人化と高効率化を実現した。新工場棟には出力約340kWの太陽光発電も備える。



