日東紡、福島県福島市にガラスクロス新工場棟 150億円投資 AI半導体向け

日東紡は、福島事業センター（福島県福島市）にガラスクロスの生産設備を増設する。総投資額は約150億円。2025年10月に着工し、2026年度第4四半期の生産開始を目指す。
今回の増設は、生成AIの進化と普及に伴うAIサーバー市場の拡大を背景とし、AIサーバー内の高速通信用基板や、先端半導体パッケージ基板に使われる同社の低誘電・低熱膨張ガラスクロスの需要急増に対応するためのもの。新工場棟は鉄骨2階建て、延床面積約1万7212平方メートル。この投資により、最先端ロジックIC用途のTガラスクロスの生産能力は現在の3倍程度になる見込み。また、経済産業省の「供給確保計画」の認定を受け、最大約24億円の助成金が交付される予定。

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