ファナック、ハンドリングロボット3機種に食品・クリーンルーム仕様を追加

ファナックは、食品産業や電子機器産業の自動化ニーズに対応するため、ハンドリングロボット3機種に新たに食品・クリーンルーム仕様を発売した。対象機種は、小型ロボット「LR Mate/10-11A」（可搬質量10kg）、中型ロボット「M-710/70-21D」（同70kg）と「M-710/50-26D」（同50kg）。
LR Mate/10-11A 食品/クリーンルーム仕様は、可搬質量10kg、最大リーチ1.1m。本体質量は46kgと軽量で、スリムなアーム構成で、通常の床置設置に加え、天吊設置や壁掛を含む傾斜設置にも対応。狭いスペースでも場所を選ばず配置できる。
M-710/70-21D（可搬質量70kg、最大リーチ2.1m）、M-710/50-26D（可搬質量50kg、最大リーチ2.6m）の食品/クリーンルーム仕様は大きな可搬能力、広い動作範囲を活かし、重量のある食品などの搬送自動化に最適。
食品・クリーンルーム仕様には、塗装にFDA認証のエポキシ塗料、手首フランジにステンレス素材、関節部潤滑にNSF H1グレードの食品機械用グリースを採用し、衛生面に配慮している。
また、ロボット全体がIP67準拠の高い防塵防滴性能を持ち、水滴がたまりにくい滑らかな外観形状とすることで、洗浄が必要な環境でも使用できる。

https://www.fanuc.co.jp/ja/product/new_product/2025/202508_robot_foodcleanroom.html