東邦アセチレン、山形県酒田市のグループ子会社・東邦酒田水素に水素製造設備を増強 10億円投資

東邦アセチレンは、グループ子会社の東邦酒田水素(山形県酒田市)において、水素製造設備の生産能力増強工事を完了し、このほど商業運転を開始した。総投資額は約10億円。
今回の増強では、都市ガス水蒸気改質法による水素発生装置(能力300Nm³/h)を2基新たに導入。これにより、半導体やエレクトロニクス分野など産業用途で高まる水素需要への対応を強化し、安定供給体制を確立する。
水素は近年、脱炭素社会を担う次世代エネルギーとしても期待されており、発電用やモビリティ関連でのさらなる需要拡大も見込まれる。同社は、今回の生産能力増強をてこに、旺盛な需要を取り込みながら水素事業の拡大と収益力強化を図り、サステナブルな社会の実現に貢献していく。
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