都市産業、山口県宇部市に最新鋭の焼却施設を新設 環境負荷を極限まで抑制

富士商グループで産業廃棄物処理を事業とする都市産業は、山口県宇部市の工場敷地内に最新鋭の焼却施設を新設した。
新焼却炉(向流式ロータリーキルン)は、多段階の高度な排ガス処理システムが特徴。排ガスの急速冷却や電気集塵、バグフィルター、最新の触媒設備を組み合わせ、ダイオキシン類など有害物質の排出を極限まで抑制する。中央制御室の自動化システムが、安全かつ効率的な運用を支える。
また、焼却時に発生する熱エネルギーを有効活用する「バイナリー発電機」(20kW)も設置し、電力を自家消費。ドラム缶のまま廃油を処理できる設備も備える。地域との共生を重視した設計とし、騒音や臭気の対策にも万全を期している。

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