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- 2010年11月10日
キーエンス、近接センサ「ERシリーズ」発売 距離を離して使える超長距離モデルと保護性能を高めたメタルモデルをラインナップ

キーエンスは、ぶつかりと摩耗による故障リスクという近接センサ特有の課題を解決する新型の近接センサ「ERシリーズ」を発売した。
これまで近接センサは検出精度を高めるために検出体との距離をできるだけ詰める必要があったが、逆に近づけすぎるとぶつかりや摩耗によって故障する可能性が高くなるという弱点があった。
それに対し同製品は、検出体との距離を離しても使える超長距離モデルと、検出面をメタルで保護することで近づけたままで使っても壊れる可能性を減らしたメタルモデルをラインナップ。
超長距離モデルは、検出距離が従来品比4倍となる10mmで、センサと検出体の距離を離して使え、ぶつかりや摩耗を大幅に低減。装置や検出体のガタや位置ずれによる誤作動リスクも低減している。検出方式をパルス発振式×ダブルコイル検出により、周囲の金属の影響を受けず、面一設置でも長距離検出が可能なっている。
メタルモデルは、従来品では検出面が樹脂になっているところを、メタルで保護した超堅牢筐体とし、高い衝撃性と耐摩耗性を実現。ステンレスブラシによる60分間の耐摩耗試験と100万回の耐打撃試験をクリアし、メタル検出面の強さは実証済みとなっている。用途に合わせて4タイプを用意し、幅広い用途に使える汎用タイプ、狭いスペースへの取り付け用の小型メタルタイプ、IP68Gクリア、SUS316L採用の過酷環境に強い耐環境メタルタイプ、溶接環境でも安定検出できる耐溶接メタルタイプをラインナップしている。
