- 工場・設備投資
- 2025年5月26日
神戸製鋼所、インド拠点に30億円投資 タイヤ・ゴム機械と圧縮機の生産を強化
神戸製鋼所は、機械事業部門のインド拠点であるKobelco Industrial Machinery India(KIMI)の工場拡張に約30億円を投資する。拡張部分の完工は2027年度を予定している。
今回の投資は、インドでの自動車生産増加に伴い需要が拡大しているタイヤ・ゴム機械の生産能力を強化することが目的の一つ。KIMIは、インドおよび周辺地域におけるタイヤ・ゴム機械の製造・販売拠点として事業を拡大してきた。
併せて、工場拡張に伴い非汎用圧縮機の生産設備を新たに設置する。これは日本、米国、中国、韓国に次ぐ5番目の生産拠点となり、将来的なエネルギー転換関連市場の拡大やコスト競争力強化、中近東・アフリカ市場への進出、カントリーリスク低減のための生産拠点多様化を図る。
同社は2025年1月に、設計・開発業務を担う拠点をチェンナイに開設済みであり、これらのリソースを総合的に活用することで、インドを拠点としたグローバル市場での事業拡大を目指す。
