ファナック、「FIELD system Basic Package」に新機能追加 Modbus/TCP対応やファナックCNCとの連携強化

ファナックは、製造現場の業務改善を継続的に支援するデータ基盤「FIELD system Basic Package」について、工場内の様々な設備との接続を可能とする機能と同社製品との連携を強化する機能追加を行なった。
FIELD system Basic Packageは、工場内の様々な設備や作業者のデータを収集し、ITとOTを繋ぐことで工場のデジタル化を推進するデータ基盤。収集、保存、活用の各フェーズを分離した構造を持ち、収集したデータを他のシステムに安全に提供する。必要アプリ一式をプリインストール済みでオンプレミス運用が可能であり、3ステップで設備データ収集を開始でき、設備を選ぶだけで稼働監視画面を自動生成。6種の標準画面がすぐに利用でき、設備の状態を可視化できる。
今回、新たにファナックCNCのサーボデータ収集と分析アプリ連携、ファナックCNCのプログラム転送とCNCマクロ変数読み書き、ファナックCNCの機械状態監視機能(ビジュアルアシスト)連携の機能を追加。さらにModbus/TCP対応となり、Modbus/TCPに対応した設備から継続的にデータ収集し、時系列で記録集計し、外部から利用も可能。対応機器を外部I/F経由で直接制御でき、MESからOPC UAで任意アドレス読み書きも可能となった。
https://www.fanuc.co.jp/ja/product/new_product/2025/202507_fsbp.html
