森永乳業は、北海道恵庭市に新工場「北海道えにわ工場」を建設する。投資額は約147億円で、2025年4月に着工し、2027年4月の稼働開始を予定している。
新工場は、延床面積約1万3000平方メートルで、主に常温保存可能なロングライフ牛乳などの牛乳類を生産する。生産能力は年間約5万klを見込む。
新工場は、生産体制の再編による効率化を目的とした中期経営計画の一環で、国内最大の生乳生産地である北海道に製造拠点を設けることで乳原料の安定確保を図る。また、ECや海外輸出といった新規需要を獲得し、収益性の向上を目指す。作業の自動化やソーラーパネルの設置なども行い、人や環境に配慮したサステナブルな工場とする。