オートメーション新聞N0.403を発行!24年度のFA・制御機器市場まとめや主要各社の24年度決算など掲載中

日立産機システム、トップランナー変圧器新モデル「SuperトップランナーIII」発売 2026年からの第三次判断基準に適合

日立産機システムは、2026年度から適用されるトップランナー変圧器第三次判断基準に適合した配電用変圧器の新製品「SuperトップランナーIII」を2025年8月から発売する。
省エネ法に盛り込まれている「トップランナー方式」は、対象となる機器ごとに基準値を設定し、目標年度を定めて機械器具そのもののエネルギー消費効率を高めるように普及促進する政策。高圧受配電用変圧器も特定機器として指定を受けており、現在は2014年を目標年度とした第二次判断基準が適用されている。2026年には現在よりも平均14.2%のエネルギー消費効率改善が求められる第三次判断基準の適用が予定されている。
それに対し同製品は、第三次判断基準に適合した高いエネルギー消費効率を実現。油入変圧器とモールド変圧器の2タイプを展開し、機器更新時の省エネ対策をサポートする。
また合わせてアモルファス合金製の鉄心を採用した配電用変圧器「SuperアモルファスZeroシリーズ」も刷新。プロテリアル製の磁区制御型アモルファス合金「MaDC-A」を採用し、待機電力に相当する鉄損を平均15%削減し、エネルギー消費効率を約7%向上。従来のアモルファス合金の低損失特性に加え、磁区構造を制御することでさらなる鉄損低減を実現し、環境負荷の低減と高効率化を図る。

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2025/05/0516.html